- 2024.11.25
- 住宅豆知識
冬の部屋干し、ここに注意!
寒くて天気が悪いと部屋干しする機会が増えますが、部屋干しで注意したいことをご紹介します。
冬の部屋干し、ここに注意!
天気が悪い日が多く気温も低いこの季節、部屋干しをする機会が増える方もいらっしゃるのでは?
ランドリールームなどがない場合は、リビングや寝室などに部屋干しをする方が多いと思います。
部屋では暖房類を使うので暖かくて洗濯物も早く乾きますが、実は部屋干しした部屋で石油ヒーターを使うのはNGなのをご存じですか?
その理由は【湿度】にあるんです。
石油ストーブを使うと湿度が上がる。
実は、石油ストーブを使うと部屋の湿度が上がるのをご存じでしたか?
石油ストーブは、灯油を燃焼させて部屋を暖めますが、この灯油が燃える際に大量の水蒸気を発生させているんです。
さらに、洗濯物が乾く際に蒸発した水分も、ストーブから出た水蒸気と一緒に部屋の中に漂い始めます。
この二つから出た水蒸気が、部屋の湿度を一気に引き上げます。すると【結露】が発生しやすくなってしまうんです。
温度と湿度が高い = 結露が発生しやすい。
石油ストーブと洗濯物から発生した水蒸気に加え、ストーブからの熱気で部屋の温度が上がります。
すると当然、外気温との差が生まれ、その結果結露が発生しやすくなります。特に窓ガラスなどの断熱性の低い部分は結露が発生しやすいです。
結露は見栄えが悪いだけでなく、カビの発生を促したり、体の健康にも家の健康にも良くありません。
このように、大量の水蒸気を発生させてしまう部屋干し+石油ストーブは、結露を引き起こす可能性が高いためNGなんです。
エアコンや電気ヒーターならOK
とはいえ熱源がないと洗濯物も乾きにくいし、リビングや寝室で干している方は寒くてどうしようもないですよね。
そんな時には石油ストーブ以外の、エアコンやハロゲンヒーターやセラミックファンヒーターなどの灯油を使わない暖房機器を使用しましょう。
これらの暖房機器は気温は上がるけど湿気は発生させません。特にエアコンの場合は、逆に部屋を乾燥させるため部屋干しに向いています。
※ガスヒーターも同様に水蒸気を発生させますので部屋干しには向きません※
どうしてもという場合は除湿機を!
そんなこと言ってもエアコンだけじゃ寒いし石油ストーブも使いたい!
そんな場合は、除湿機を併用するようにしましょう。
除湿機を使うことで部屋の湿度を下げ、結露を防ぐことができ、かつ洗濯物も早く乾きます。
※冬場の寒い時期にはデシカント式の除湿機がお勧めです。
冬の結露対策は湿度コントロールが重要
以上、部屋干しと石油ストーブの組み合わせについてご紹介しました。
冬の結露は外気温の差と室内の湿度の高さで発生します。湿度をあげてしまう部屋干しと、石油ストーブを避けた方が良い理由はここにあったんですね。
部屋干しをする際、または結露が気になるときに参考にしてみてください。
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