- 2024.08.22
- 住宅豆知識
まだまだ暑い!室内での熱中症に注意!
8月後半になってもまだまだ暑い日が続きます。気温の高い日は、外だけでなく、室内でも熱中症になる危険性が?!
まだまだ暑い!室内での熱中症に注意!
熱中症というと、炎天下でなりやすいイメージを持たれる方が多いと思いますが、実は、熱中症患者のおよそ4割が室内で熱中症を発症しているんです!
特に60代以上の方が室内で熱中症になる割合が高く、注意が必要です。
自分は暑さに強いから大丈夫!!なんて考えは捨てましょう。熱中症は、誰でも発症しうる、そして命に関わる危険な症状です。
熱中症の主な原因とは?
熱中症の主な原因には大きく分けて、『環境要因』『行動要因』『体の状態』の三つがあります。
〇環境要因
気温が高い・湿度が高い・日差しが強い・風通しが悪い 等…
〇行動要因
長時間の室外作業・炎天下での運動・激しい運動・水分補給不足 等…
〇体の状態
脱水気味・高齢・乳幼児・睡眠不足・体調不良・基礎疾患のある人 等…
これらの要因が重なることで、熱中症のリスクが高まります。
室内で熱中症が起こるのは何故??
屋外よりも気温が低くて炎天下でもないのに、室内で熱中症が起こってしまうのはなぜでしょうか?
〇温度が高い
温度が28度以上になると、熱中症のリスクが高まります。エアコンを使って28度以下になるように設定しましょう。
重要なのは『エアコンの設定温度を28度にする』のではなく、『実際の温度が28度以下になるようにする』こと。設定温度を28度にしていても、室外の温度が高すぎるとなかなか室温が下がってくれません。その場合設定温度を下げたり風量をアップしたりして、実際の温度が28度以下になるようにしてください。
〇湿度が高い
室内の湿度が高すぎるのも熱中症の危険性を高めます。湿度は70%を超えないように注意しましょう。
湿度が高いと体感温度も上がるため、エアコンの除湿機能や除湿機を使用して50~60%程度に保てるようにしましょう。
各部屋に温湿度計があると便利ですよ。
〇水分補給が不十分
水分補給が足りていないのも非常に危険です。特に暑い屋外から涼しい室内に入ると、体が冷やされて体温が下がり、喉の渇きを感じにくくなります。すると、失われた水分を十分に補給することなく過ごしてしまい、知らぬ間に脱水症状に陥り、熱中症の症状を発症する危険性が高まります。
帰宅後はすぐに水を飲むなど、室内にいてもこまめな水分補給を心がけましょう。
熱中症の起こりやすい場所とは?
室内熱中症の起こりやすい場所と対策を見てみましょう。
〇キッチン・浴室・サンルーム
高温多湿になりやすいこれらの場所は、熱中症のリスクが高まります。エアコンを使ってもなかなか温度が下がらない場所のため、扇風機やサーキュレータを使って風通しを良くしてあげましょう。
また、入浴後は体内の水分が失われており、特に注意が必要です。
お風呂上りにはしっかりと水分補給を行いましょう。
〇寝室・就寝中
室内熱中症の発生割合が特に高いのが、就寝中です。
睡眠中には汗により、500mℓ程度、多い方だと1ℓもの水分を失うといわれており、寝ているときは暑さを感じにくいため、脱水と相まって熱中症を発生してしまう可能性が高いんです。
暑い夜にエアコンを消してしまうと、閉め切った室内ではあっという間に気温が上昇し、熱中症のリスクが高まります。
電気代も気になるところではありますが、就寝前から気象まで、エアコンはつけっぱなしにするのが安心です。
熱中症の主な症状
以下のような症状が現れたときは熱中症の可能性があります。次のような症状が出た場合は安静にして、症状に応じて医療機関を受診してください。
・体がほてる
・体温が高い
・汗が出ない、または出すぎている
・体がだるい
・吐き気
・めまいや立ちくらみ
・ふらつく、歩けない
・筋肉痛
・手足のしびれ、痙攣
・意識が遠のく
・呼びかけに応じない
症状が出た場合の応急処置
熱中症の症状が出た際に、程度に応じて下記の応急処置が推奨されています。
※ただし、急激に症状が悪化する可能性があるため、必ず誰かがついて見守るようにし、異変を感じたらすぐに救急車を呼ぶなどの対応が必要です。
※重症度Ⅰ度の場合
・意識ははっきりしているが、手足のしびれや立ちくらみ、こむら返りなどが起こる
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涼しい場所に避難し、服を緩めて体を冷やす。水分と塩分の補給を行う。
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誰かが近くで見守りながら、症状が改善しなければ病院へ。
※重症度Ⅱの場合
・意識がもうろうとしていたり、吐き気や頭痛がひどい、体がだるい。
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重症度Ⅰと同じ処置を行い、すぐに医療機関を受診する。
重症度Ⅲの場合
・意識がない、または呼びかけに応じないなどの意識障害がある。まっすぐ歩けない。体が熱い。
☟
すぐに救急車を呼び、到着まで体を冷やすようにする。
熱中症にならないためのポイント8つ
運動時になりやすい熱中症ですが、家でくつろいでいるときなど体を動かしていない時にも起こります。
室内だからと安心せずに、気温が高い日はきちんと対策しておきましょう。
①こまめに水分・塩分を補給する
②エアコン・扇風機を使用する(温度28度以下・湿度50~60%)
③風通しを良くする
④日光を遮る
⑤通気性の良い服を着る
⑥睡眠不足を避ける
⑦しっかりとした食事を摂る
⑧おかしいな?と思ったら家族の近くにいて注意しあう
暑さ対策だけでなく、しっかりと水分や栄養を摂り、体を休めることも熱中症予防で重要です。
また、同じ環境でも熱中症が起こる人起こらない人がいます。また、人間だけでなくペットも同様に熱中症の危険性があるため、言葉を発せない動物はとくによく観察することが大切です。
お茶やコーヒー・ビールは水分補給にならない?!
水分補給は大切ですが、実は『お茶』『コーヒー』『ビール』では水分補給にならないんです!
これらの飲み物には利尿作用があり、大量に飲んだ場合、摂取した量以上の水分を尿として排出してしまうことがあるため、水分補給には向いていないんです。
普段適量を飲むのは問題ありません。ただし、体内の水分が不足しているときに過剰に摂取すると、逆に水分を失い脱水症状を引き起こす可能性があるため注意しましょう。
水分補給に適しているのは、水・麦茶・スポーツドリンクや経口補水液等です。
まとめ
最高気温35度を超える日が当たり前になってきた昨今、熱中症は屋外だけでなく室内でも発生リスクが高まっています。
しっかりと対策して熱中症を予防しましょう!
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