- 2023.07.04
- 住宅豆知識
除湿機には種類があるのをご存じですか?
梅雨時期に大活躍の除湿機ですが、実は種類を間違えると効果が出ないかも…
除湿機には種類があるのをご存じですか?
湿度の高い時期に重宝する【除湿機】。
部屋の湿度を下げて快適にしたり、部屋干しの洗濯物を乾かすのに大活躍します。
そんな除湿機ですが、実は除湿方式に4つの種類があるのをご存じですか??種類を選び間違えると、全然除湿できなかったり、電気代が高くなってしまったりするので注意が必要です。
そこで今日は、4つの除湿方式とその特徴についてご紹介します。
①コンプレッサー式
取り込んだ空気を冷やすことで水滴化してタンクに貯める除湿方法のものを『コンプレッサー式』と呼びます。
エアコンの除湿も主にこの方式を採用しています。
暖かい空気を冷やすことで湿気を取るため、夏場のように気温が高いと除湿効果も高くなりますが、冬など気温が低いときには除湿能力が落ちます。
また、コンプレッサーの作動音が大きいのがネックです。
②デシカント式
『デシカント式』とは、フィルターにあるゼオライト乾燥剤と熱を使用して除湿するものをいいます。
室温が下がっても除湿効果が下がらないため秋冬でも使いやすく、コンプレッサーがない分コンパクトで静音性に優れています。
ただし、ヒーターを使用するためコンプレッサー式よりも電気代が高くなります。
③ハイブリット式
コンプレッサー式とデシカント式の良いとこどりをした除湿機です。
普段はコンプレッサーを使用して除湿し、室温が下がったときにデシカント式に切り替えて除湿するため、電気代を抑えながら常にパワフルな除湿ができる優れものです。
反面、本体が大きくなり本体価格も他の2機種と比べると高くなります。
④ペルチェ式
狭い場所の除湿なら『ペルチェ式』がおススメです。
ペルチェ式は電気によってペルチェ素子を発生させ、取り込んだ空気を冷却して除湿します。
除湿能力は他の3つと比べると劣るため、広い居室の除湿には向きませんが、コンパクトで軽量、静音性にも優れており、電気代も本体の価格も抑えられているため、湿気の溜まりやすいクローゼットや脱衣場など、狭い部屋で使うのが良いでしょう。
除湿機はどれを選ぶかが重要!
梅雨時期や夏場に、広い部屋の除湿に使いたいならコンプレッサー式が向いていて、秋冬に部屋干し衣類の乾燥を早めたいならデシカント式、
年中使いたいならハイブリット式、狭い場所の除湿ならペルチェ式、
といったように、使う場所や時期によってどの除湿機が向いているかは変わってきます。
それぞれの特性と価格・電気代を比較しながらベストな除湿機を選びましょう!
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