- 2023.03.23
- 家に関するお金の話
コストを抑えて理想の家を建てるには?
様々な物の物価が高騰している中、家を建てる際にコストを抑える方法とは?
コストを抑えて理想の家を建てるには?
ガソリン・電気・食品・家電などなど…物価の上昇により様々なものの値段が上がってきています。
この影響は住宅業界にも及んでおり、一昔前は坪単価50~60万円程度だったものが、いまでは70~80万円ほどに。
10数年前に家を建てた友人の金額を参考にしていたら、見積もりを見てびっくりした!なんて方も多いです。
無理して立派な家を建てて、後からの生活がローンで苦しくなる…なんてのは本末転倒ですよね。
大切なのは、予算に合った家を建てる事。
では、どうすれば理想の家を予算を抑えて建てることができるのでしょうか?
品質を落とさずに予算を下げる方法
家の品質や見た目を落とさずに予算を下げる一番の方法は、『家の面積を狭くする』です。
一昔前は(得に田舎のほうでは)家は大きく広くなくてはいけない!といった風潮があり、40坪以上の家が当たり前でした。
そのイメージが強いため
小さい家は恥ずかしい…
とか
小さい家は住みにくい…
といった考えが先行し、家を小さくすることに抵抗がある方が多いです。
恥ずかしいという感情はさておき、確かに小さくして住みにくくなってしまうのでは建てる意味がありません。40坪以下は狭いのでしょうか?
4人家族の住みやすい家のサイズとは?
では、4人家族が住む家は、どれくらいの広さがあれば良いのでしょうか?
実は、一人に必要な坪数は8坪(約16畳)程度と言われており、4人家族の場合、32坪(約64畳)あれば十分快適な暮らしができるといわれています。
えっ?!32坪なんて狭すぎるよ!…と数字だけを見ると思ってしまいますよね?
では、32坪(64畳)あるとどんな間取りができるでしょう?
坪よりもイメージしやすい、畳数で計算してみると…
LDK = 20畳
畳コーナー = 4畳
寝室 = 8畳
子供部屋 = 6畳 ×2部屋
お風呂 = 2畳
洗面脱衣室 = 2畳
トイレ = 1畳 ×2か所
ウォークインクローゼット 6畳
廊下・階段・玄関など = 8畳
全部屋合計 = 64畳 = 32坪
これだけ充実した家を作って、なんと32坪なんです!
こう考えると、32坪は決して狭くないということがわかりますよね。
もうすこし充実させたいのであれば、LDKや玄関を広くしたり、ランドリールームを設置したりしても、34坪から36坪あれば十分快適な家になりますね!
また、寝室や子供部屋は狭くても良いという方は、もっと他の場所に広さを使えます。
実際に、私達石丸ハウスセンターにご要望いただくお客様は、36坪程度で建てられる方が増えてきています。
なぜ狭くするのがおススメなのか?
ではぜ狭くすることをおススメするのか?
それは
・無駄に広い家が多い
・予算がグンっと下がる
・グレードを下げると後悔しがち
この三つの理由からです。
上記で説明した通り、32坪以上あれば4人家族が快適に暮らすことが可能です。必要な広さと設備を考慮して坪数を減らすことは、無駄に広い家を防ぐことになります。
無駄な広さを削った場合、坪単価が80万円の家の場合、40坪と32坪の家では640万円の差が出ます。
34坪なら480万円、36坪でも320万円。不要な広さを削るだけで、グンっと予算が下がるんです。
※生活に支障がでるほど狭くすることをおススメするものではありません※
家の中に使うもの、例えば床材やキッチン・トイレ・お風呂などのグレードを下げることで価格を下げることもできますが、これはあまりお勧めしません。
何故ならグレードを下げても価格が下がるのは数十万円程度で、さらには住んでから後悔しがちだから。
例えば床材を安いものにすると、見た目や質感がどうしてもチープになり雰囲気が一気に下がります。また、キッチンやお風呂、トイレは毎日使う場所なので、必要以上にグレードを下げてしまうと、不便になったり見栄えが悪くなったりして、これが後々ストレスになることも多いんです。
必要以上に広い家は、値段があがるだけで逆に生活しづらくなる。(無駄を減らせばぐんと安くなる)
でも、家のグレード(品質)を下げても後悔は大きくて値段はそんなに変わらない。
この観点から、グレードを落とすことよりも広さを減らすことをおススメしているんです。
※もちろん、部屋の広さを最優先したい方や、どうしても必要な部屋の広さがある場合などは、坪数を減らさないほうが良い場合もあります。
まとめ
家の良し悪しは坪数で判断してしまいがち…。
また、友人や知人がそうだったから…という『人と同じでないといけない』という気持ちから広い家を選んでしまいがちです。
予算があれば広い家を建てることは否定しませんが、無理して大きな家を建てて後々の生活が苦しくなるのはお勧めできません。
40坪あって当然、という漠然としたイメージではなく、本当に必要な広さを考えながら、自分たちの理想に合った家を建てることで、本当に快適な生活が送れるといいですね!
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