- 2023.02.01
- 家づくりお役立ち情報
床暖房には種類がある?電気式と温水式の違いとは??
今年の冬は寒波の影響で非常に寒い日が続いています。
こんなときにふと『床暖房があったらいいなぁ』と思ったりしませんか?
床暖房には種類がある?電気式と温水式の違いとは?
足元からじんわりと体を温めてくれる【床暖房】。
寒い冬には非常に重宝するものですが、実はこの床暖房には、電気式と温水式の2種類があるのはご存じですか?
今日はこの二つの特徴についてご紹介します。
電気式床暖房
電気式床暖房は、その名の通り電気で温める仕組みです。電気によって発熱するヒーターを床下に仕込むことで床を暖めます。
電熱線パネルと敷いているだけの簡単な構造で、すぐに暖まるのが特徴ですが、部分的に床に熱い冷たいが出やすかったり電気代が高いため、近年ではあまり使われていません。
そのため近年では電熱式の中ではPCT式と呼ばれる熱制御機能が付いたものが主流で、ヒーター内部のチップが温度を管理し、床全体を均一に温められるものが普及しています。
すぐに暖まるけど電気代が高くなりがちなため、例えば脱衣室の床など、短時間しか使わない場所に採用するのがおススメです。
温水式床暖房
温水式床暖房は、温めたお湯を床下の配管に循環させることで温めるものです。
エコキュートに貯めたお湯や、エアコンのようにヒートポンプを使用して温めたお湯を循環させ、床を暖めます。
お湯を循環させるため床全体が均一に暖まりやすく、電気代も電気式と比べると安くなりますが、初期導入費用が割高になりがちです。
電気式と比べ暖まるのには時間がかかりますが、長時間使っても電気代が抑えられるためつけっぱなしも安心で、リビングなどの長時間滞在する場所に向いています。
(温水式には、ガスで温めたお湯を送るものもあります。)
どっちがいいの?
では結局はどちらのほうが良いのか?
暖まり方とランニングコストでいうとおススメなのは温水式床暖房です。初期費用は掛かりますが、広範囲を効率よく暖められますし、なによりやはり電気代が安いのはメリットでしょう。
しかし、脱衣場などのように一時的・そして部分的に使うのであれば、電気式のほうが向いていることもあります。床暖房というよりは、ホットカーペットのような使い方をするイメージですね。
まとめると
・リビング等の広範囲には温水式がおススメ
・脱衣場などにしか設置しないなら電気式がおススメ
個人的な意見ですが、このようになると思います。
実際には、脱衣場のみといった床暖房の設置は少ないので、リビングを含めて温水式床暖房を選ぶ方が多いです。
あると便利な床暖房、初期費用、ランニングコストの両方を踏まえた上でどちらにするかを考えてみてくださいね。
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