- 2022.09.29
- 土地探しお役立ち情報
土地を購入して家を建てる場合、どんな手続きが必要になるの?
新しい土地を見つけて、そこに家を建てようと思ったときには各種手続きが必要です。
土地を購入して家を建てる場合、どんな手続きが必要になるの?
土地を購入して家を建てる場合、ただ単に土地代金を払えばよいというものではありません。
土地や建物はお金を払っただけでは自分のものにならないため、必ず【登記】が必要になるんです。また、登記にも手続き費用が発生するので、ここで登記の種類とおおよその費用を見ていきましょう。
〇土地の所有権移転登記
土地を購入した後に、その土地の所有者は自分であることを登録するのが、土地の所有権移転登記です。
所有権移転登記は、法律上必ず必要なものではないため行っていなくても罰則などはありませんが、所有権を移しておかないと自分の土地にならず、それにより後々トラブルが発生する可能性があるため、登記を行わないのは現実的ではありません。
不動産売買の場合は、売主から買主に土地の引き渡しを行う際に、法務局で手続きを行うのが一般的です。
〇建物の表題登記
新しく建てた建物が誰のものであるか、またどういった仕様で住所はどこなのか等を登録するのが、建物の表題登記です。
表題登記は、建物を所有する場合に必ず必要な手続きになります。
〇所有権保存登記
その土地・建物を自分が所有しているということを明確に残しておくために行うのが、所有権保存登記です。
法律上の登録義務はありませんが、この手続きが行われれていない場合、住宅ローンを借りることができなくなったり、土地を売買することが難しくなるため、必ず登記する必要があります。
登記に必要な費用
では、登記に必要な費用とはどのくらいなのでしょうか?それぞれの費用目安を見ていきましょう。
〇所有権転移登記の費用
所有権転移登記の諸費用は、『登録免許税+手数料+手続きの費用』のみっつがかかります。
登録免許税は、各不動産の固定資産税評価額に税率を掛けて計算されます。税率は転移の理由によってことなりますが、土地の売買の場合は2%(2023年3月末までは1.5%)となります。
つまり、評価額が1000万円の土地の場合、登録免許税は20万円となります。
続いて手数料ですが、これは司法書士さんに登記手続きを行ってもらうときに報酬として支払うものになります。司法書士さんによって異なりますが、数万円~5万円程度が相場でしょう。
そして手続きの費用は、登記事項証明書の発行や住民票、印鑑証明等の必要書類を集めるためにかかるものになります。土地の売買の場合は5000円程度で済むことが多いです。
総費用 20~30万円程度
〇建物の表題登記の費用
表題登記にかかる費用は、手続きに必要な書類(住民票など)を集める費用と、法務局での手続き手数料のみとなり、総額でも5000円程度でしょう。
総費用 5000円程度
〇所有権保存登記の費用
所有権登録登記にも登録免許税が発生しますが、こちらは2~4万円程度です。こちらに各種書類の費用や手続き費用の5000円程度がプラスされます。
総費用 2~4万5000円程度
以上、みっつの登記を行うとなると、総額は25万円~35万円ほどかかることになります。
まとめ
以上、土地を購入して家を建てる場合に必要な手続きとその費用をご紹介しました。
各種登記には手続きが必要ですし、費用も数十万円かかります。
家具や家電を買うために予算を抑えていたのに、登記費用ですべて無くなってしまった…なんてことのないように、きちんと登記費用も念頭に置いておきましょう。
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