- 2022.07.20
- 家に関するお金の話
住宅ローンは年齢が高くなると借りにくくなる?
家づくりを始める年齢は30代前後の方が多いですが、もちろん40代、50代の方もいらっしゃいます。
老後のために過ごしやすい家を建てたい!と建て替えを希望する方も多いですが、年齢が高くなればなるほど、住宅ローンを組むのは難しくなるのでしょうか?
住宅ローンは年齢が高くなると借りにくくなる?
単純に30代の方と50代の方で、住宅ローンの借り入れで大きな違いが出るのは、『返済期間』です。
例えば、最長35年の住宅ローンの場合でも、35年よりも返済期間が短くなる場合があります。それは、ローン商品には『完済時年齢』というものが設定されているから。
完済時年齢とは、『返済が終わるときの年齢が○○歳までの期間しか借りることができませんよ!』というもので、一般的には70~80歳前後で設定されているものが多いです。
例えば…
完済時年齢が75歳と設定されている、最長35年返済の住宅ローンの場合
35歳で住宅ローンを借りる人 ⇒ 完済時年齢が70歳のため、35年間のローンが組める
55歳で住宅ローンを借りる人 ⇒ 20年で75歳になってしまうため、20年間のローンしか組めない
ということになります。
このように、ローンを借りる年齢が高くなると返済期間を短くなってしまうことがあるんですね。
では、返済期間が短くなるとどういった影響が出るのでしょうか?
返済期間が短くなるデメリット
返済期間が短くなると、主に2つのデメリットが発生します。
それは、
・借入金額が低くなる
・月々の負担が大きくなる
という点です。
返済期間が短いということは、単純に借入可能額が減る可能性があります。
例えば、月々8万円の返済を35年ローンで組む方(Aさん)と、同じ8万円の返済を20年ローンで組む方(Bさん)では、
Aさん 8万×12カ月×34年 = 約3200万円
Bさん 8万×12カ月×20年 = 約1900万円
と、借入可能額におよそ1300万円の差が出てきてしまいます。
また、もしBさんが20年の返済期間でAさんと同じ3200万円を借りれたとしても、その月々の返済額は約13.5万円と、Aさんと比べて月々の返済負担額が5万円以上も変わってきます。
このように、年齢が高くなると、借入可能期間が短くなり、それにより借入可能額が減ったり、月々の負返済担が増える可能性があるんです。
収入減にも注意
60~65歳を過ぎると、定年を迎える方が多くなります。
定年後も再雇用等で働き続ける方はいらっしゃいますが、それでも年収が下がる方がほとんどです。収入が下がるということは…
借りても返済が苦しい…
または
借りたくても借りられない…
というケースが出てきます。
そのため、年齢が高い方が家づくりをスタートする際には、可能な限り自己資金を用意しておく方が安心です。
老後を暮らしやすくするために家を建てたのに、借金で生活が苦しくなってしまった…。となってしまっては本末転倒ですよね。
まとめ
住宅ローンは理想の家を建てるために借りるものです。そして、家とは快適な暮らしをするために建てるもの。
住宅ローンが暮らしの負担にならないように、しっかりとした資金計画を立てることが重要です。
個人的には、50歳を超えての家作りには自己資金があったほうがいいと思います。
もしも自己資金の準備が難しい場合は、無理して大きな家を建てない、または中古物件なども視野にいれるなど、借入額を少なくする工夫をしてみてくださいね!
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