- 2022.07.12
- インテリア・設備
無垢のフローリング材はキッチンにも使えるの?
無垢のフローリング材はキッチンの床にも使えるの?
自然素材である無垢のフローリング材は、その雰囲気と柔らかく暖かい肌当たりが人気です。しかし、無垢材は汚れに弱い印象があり、キッチンの床に使っていいのか不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
確かにキッチンは食材を落としたり、水をこぼしたり油がはねたりと、汚れの原因が多いのも事実です。
ではやはり、キッチンの床に無垢のフローリング材の使用は避けた方がいいのでしょうか?
無垢フローリング材はキッチンにも採用可能
まず結論から言うと、無垢のフローリング材はキッチンにも使用することができます。しかしそのためには無垢材の特徴をきちんと理解しておく必要があります。
それは、水や油などが染み込みやすいという点。
建材物の床は、表面がコーティングされているため水や油がこぼれてもサッと吹けばきれいになります。しかし、無垢フローリング材は天然の木そのものなため、水分や油分を吸い込んでしまい、それがシミになりやすいんです。薄い色の無垢フローリングに醤油をこぼして放置したら、濃い茶色のシミができてしまうでしょう。
そのため、こぼしたらすぐに拭く!これを徹底することが大切です。
塗装で汚れを防ぐ
無垢のフローリング材は天然の木そのものを使用しますが、塗装されたものを使うのが一般的です。
塗装の種類には【オイル塗装】と【ウレタン塗装】の二つがあります。
オイル塗装とは、木の内部素材に植物性のオイルを染み込ませて塗装する方法です。素材に染み込み定着するため、無垢の質感をより感じることができます。
ウレタン塗装とは、樹脂を吹き付けて表面に膜を作る方法です。表面をコーティングするためつるっとした印象になり、無垢の質感が若干落ちますが、オイル塗装より汚れに強くなります。
質感重視で、まめに掃除ができて汚れた場合も味としてとらえることができる方はオイル塗装、掃除が苦手でできる限り汚れを防ぎたい方はオイル塗装にすることをおススメします。
キッチンの床はウレタン塗装、リビングダイニングはウレタン塗装と別々の塗装をする方法もありますが、この場合質感が見た目でも変わってくるので、区切りをどこにするかが難しいためおススメできません。
キッチンマットを敷く
床の汚れが気になる場合、キッチンマットを敷くという方法もあります。
多少の水はねや食材を落とした汚れなどはこれで防ぐことができます。しかし、油飛びをカバーできるかは難しいところ…。もちろん大きなキッチンマットを敷くことで床を覆ってしまえば広範囲に飛び散る油汚れも防ぐことができますが、床を全部隠してしまうのではせっかく無垢フローリングにした意味がありませんよね…。
マットを敷くのも大事ですが、やはりこまめな掃除がポイントになってきます。
思い切って素材を変える
無垢のフローリングでも、きちんと対策をすれば問題ないことはわかりました。
しかしどうしても汚れが気になる!という方は、キッチン周りだけ床材をかえるのもアリです。
この場合、キッチン周りだけ建材物のフローリングにするのはNG。同じフロア内に無垢のフロア材と建材物のフロアが混じっていると、どうしても安っぽく見えてしまうためお勧めできません。
キッチン床だけ素材を変えたい場合におススメなのが『フロアタイル』。
塩ビ系素材でできたフロアタイルは耐久性にも優れ、水や汚れにも強いため水回りの床におススメです。見た目もリアルで高級感があるものが多く、タイル調のものを選ぶと無垢フローリングとの相性もばっちりです。
組み合わせ次第で見た目もオシャレに仕上げることができるので、無垢材のキッチンはやっぱり汚れが…という方は検討してみてはいかがでしょうか?
まとめ
キッチンに無垢のフローリング材を使う際は、こぼしたらすぐに拭く!という当たり前のことが大切ということがわかりました。
無垢フローリングは素材の質感や肌当たり、見た目が良く人気の素材です。
LDK全体に無垢を使って統一感を出したい!という方と、汚れをできる限り防ぎたい!という方では、何を取り入れればいいかは変わってきます。
また、こまめに掃除しているつもりでも、小さなお子さんがいらっしゃると気づかないうちに床に何かこぼれてた…なんてことも…。
質感か手入れのしやすさか?どちらを選んでも後悔しないように、このブログを参考にしてみてくださいね~♪
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