- 2022.06.02
- 住宅豆知識
地震が起きると気になる家の耐震性能
ここ最近、日本各地で地震が頻発していて心配ですよね。地震が来た時に、自分の家は大丈夫なの?と不安に思われる方も多いです。
地震が起きると気になる家の耐震性能
あなたの家は地震に強い家なのか?その判断の一例が【1981年より後に建てられたかどうか?】です。
というのも、1981年(昭和56年)に耐震基準が大幅に改定され、地震に強い家を建てることが義務化されたからなんです。
もちろん、81年以降に建てたから絶対に大丈夫!というわけではありませんが、地震に強い家になっているのは間違いありません。
現に、阪神大震災の時に倒壊した家の多くは1981年より前に立てられた家が多かったそうです。
耐震等級で強度が変わる
1981年以降も、少しずつ耐震基準は変わってきています。2000年以降に【耐震等級】が生まれ、現在の基準に合わせた等級は3段階となっています。
耐震等級1
数百年に1度起こる地震(震度6~7)に対して倒壊や崩壊の危険がないとされ、数十年に1度起こる地震に対しても建物の損傷がない程度の耐震性を備えている住宅。
耐震等級2
耐震等級1の地震の1.25倍強い地震が発生した場合も、倒壊・崩壊しないとされている耐震性を備えた建物。
耐震等級3
耐震等級1の1.5倍の地震が発生した際にも、倒壊・崩壊しないとされている耐震性を備えた建物。
というように、等級の数字が上がるほどに耐震性がアップします。
もちろん等級が上がればそれだけ強度が上がりますが、耐震等級1でも通常の地震になら充分耐えることができる設計になっているため、1だからダメということはありません。
しかし、震度7の地震が複数回発生した熊本地震では、等級1,2の建物にも倒壊などの被害が出ていたこともあり、耐震等級3の家に注目が集まっています。
【地震に強い】は、耐震等級だけではない
耐震等級が上がれば地震に強い家になりますが、それだけで強さが決まるわけではありません。等級以外にも工法やバランス、地盤強度などなどの様々な要因があって地震に強い弱いが決まってきます。
特に建物の品質が良くなければ、どれだけ耐震等級を上げてもその性能を十分に発揮できません。等級も大切ですが、信頼できる施工業者さんを選ぶことも重要なポイントです。
また、等級を上げればそれだけコストもアップするので、自分たちの求めるものと金額のバランスをうまく取って決めていきたいですね。
耐震強度を上げるリフォームも可能
現在の新築は一定の耐震性がありますが、昭和56年以前に建てられた家は現在の耐震性を満たしていないため、現在の家よりも地震の際の倒壊の可能性が高くなります。
耐震リフォームを行うことで、既存の家に筋交いや耐力壁といった耐震用の構造を加えることで強度を上げることができ、いままで住み慣れた家をもしもに備えた安心できる家に生まれ変わらせることが可能です。
家の耐震だけでなく、万が一の備えも
もしもの地震のときに大切な家が被害に遭わないように、耐震強度をあげることは大切です。
ですが強度を上げるだけでは十分ではありません。万が一に備えて備蓄品を用意したり、地震保険への加入も家族を守ることにつながります。
大きな地震が起こらないにこしたことはないですが、もしもに備えることも大切ですよね。
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