Ishimaru's ブログ

2022.02.14
家づくりお役立ち情報

無垢フローリングと複合フローリングの比較

床材には、大きく分けて無垢フローリング材と複合フローリング材の二つがあります。

今日はこの二つを比較してみましょう。


無垢フローリングと複合フローリングの比較


無垢フローリングと建材フローリングとは何が違うのでしょうか?

無垢と聞くと、なんとなく良さそう…といったイメージを持ってるけど、詳しい違いがわからないって方が多いのではないでしょうか?

 

無垢材は、1枚の木をそのままスライスした天然の木の板を使ったフローリング材のことをいいます。

断面を見ると、1枚の木であることがわかりますね。

無垢フローリングとは、自然の木そのものを利用しているんですね。

 

『え??じゃあほかのフローリング材は木じゃないの???』と思われた方、半分正解です。

複合フローリング材は1枚の木ではなく、何枚もの木を薄くスライスしたものを重ね合わせて作られ、表面の木目は基本的にプリントシートでできています

断面を見るとこの通り。材料が何層にも重なっています。

木目もリアルなものが多いので勘違いしがちですが、表面はプリントだったんですね~。(ものによっては本物の木を貼ってるものもあり)

 

ではこの二つ、違いはどこにあるのでしょうか?

メリットデメリットとして比較してみましょう。


無垢のメリット・デメリット


〇メリット

・見た目、質感がいい

・触れたときに暖かい

・木本来の温かみがある

・木材の香りがする

・経年変化を楽しめる(傷が味わいになる)

×デメリット

・複合フローリングよりも高価

・沿ったり割れたりすることがある

・ワックスがけなどの定期メンテナンスが必要

・傷つきやすい

無垢フローリングの良さは何といっても天然木のぬくもりを感じることができること。足の裏で触れたときに、ふわんと感じる温かみが魅力です。

半面、傷や汚れに弱いといったところがデメリットでしょうか。


複合フローリングのメリット・デメリット


〇メリット

・無垢と比べて安い

・種類が豊富で、予算やデザインから選びやすい

・汚れや傷に強い

・水に強い

・沿ったり割れたりはほとんどしない

×デメリット

・無垢と比べて肌触りが冷たい

・ものによっては安っぽくなる

・経年劣化してしまう

・傷がつくと目立つ

複合フローリングのメリットとデメリットは、まさに無垢材の反対といった感じ。

メンテナンスも容易で汚れなどにも強いですが、温かみという点では無垢のほうが上といった感じです。


どっちがおすすめ?


このように、どちらにもメリットデメリットがありますので、フローリング材はお客様のご要望に合わせて決めていきますが、個人的には無垢フローリングがおススメです。

無垢材の温かみや肌触りは複合材では味わえないものですし、デメリットのほとんどはきちんと対処することで解消することができるからです。

リビングなどみんながよく使う場所だけ無垢にするなど、コストを抑えつつ無垢フローリングを採用できますよ!

もちろん複合フローリングがダメというわけではありません。使う場所によって、無垢と複合フローリングを使い分けることがいい家を作るポイントです。


材料選びも楽しみの一つ


以上、今回は無垢フローリングと複合フローリングの違いについてご紹介しました。

フロア材以外にも、壁紙や外壁など、様々なものの素材や色を選ぶのも注文住宅の楽しみの一つ。

ご家族と、そして工務店のスタッフさんといろいろ相談しながら、素敵な家を作り上げていきましょうね!

 

☟関連ブログはこちら☟

『無垢フローリング材ってどんなもの?』

『無垢フローリングの凹み・傷の超簡単な治し方』

 

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