- 2022.02.04
- 家に関するお金の話
家賃と住宅ローンの違い
現在賃貸物件に住んでいる人が家を建てるときに『今の家賃が○○円だから、住宅ローンも同じくらいの返済額にしよう』というのが一つの目安になりますよね。
そして『月々の負担がいままでと変わらないなら新築を建てた方がいいよね!』という理由で家を建てる方って結構いらっしゃいます。
一つの判断基準としてはいいと思うのですが、あくまで家賃と住宅ローンは違うものなので、よーく考えないと思った以上に家計を苦しめることになるかもしれません。
家賃と住宅ローンの違い
ではまず、家賃と住宅ローンの大きな違いを見ていきましょう。
家賃は基本的に、大家さんが定めた金額を毎月支払うという仕組み。いわばレンタル料を支払っているということになります。
新築の物件は家賃が高い傾向にありますが、建物が古くなってくるとちょっとずつ家賃が下がってきたりします。
そして住宅ローンは、金融機関から借りたお金、つまり借金を毎月分割にして支払うものです。
家賃は家が古くなれば安くなる可能性がありますが、じつは住宅ローンは年数がたった後に支払額が増えるかもしれないんです!
家が古くなるのになぜ支払額が増える可能性があるのでしょうか???その秘密は、金利にあったんです。
住宅ローンは金利によって左右される
住宅ローンは『借金』です。つまり、利子が発生します。利子とは、借りたお金に一定の金利(%)を上乗せして返済するものになります。
ずーっと金利が一定である全期間固定金利型の住宅ローンなら何年たっても毎月の支払い額は一定ですが、金利変動型の住宅ローンの場合は、数年後に支払額が増える可能性があるんです。
例を挙げると…
〇現在の家賃9万円のAさんが、金融機関で見つけた住宅ローン商品の内容
・3500万円 35年ローン(ボーナス払いなし)
・当初の金利は1%で、月々の返済額は9万8000円
・5年ごとの変動金利・支払額も5年ごとの見直し
Aさんは『今までの家賃と8千円しか変わらないなら、家計への負担もなく支払っていけるな!』と考えて申し込みをした。
しかし、5年後、金利の上昇があり、利率が1.8%になってしまった。
『たった0.8%くらいなら全然大丈夫!』と考えていたが、毎月の支払額がなんと11万2千円に!!
毎月1万4千円も支払いが増えたAさんは、お小遣いを減らされてしまった…。
なんてことが起こるかもしれないんです!!
もちろんあくまで極端な例ではありますが、住宅ローン(変動金利型)は、金利の上昇によるリスクも考慮しておかなくてはいけません。
反対に金利が下がったときには支払いが安くなる場合もあるため、リスクばかりではないんですけどね。
(将来の金利上昇リスクの不安がある方は、全期間固定金利型のローンを選ぶようにしましょう)
ローン以外にかかる固定費も視野に!
住宅を買うと、ローン以外にもかかるお金が出てきます。
それが、
・火災保険料(地震保険)
・固定資産税(その他税金)
この二つです。
火災保険は住宅ローンを借りる際に必ず加入が必要になります。ローンを組んでいる間に火事になって返済できない…となることを防ぐためです。
火災保険の種類は自由に選べますが、ローンとは別途保険料が必要になるので注意しましょう。
地震保険は任意ですが、加入する場合は別途金額がかかります。
固定資産税は、家や土地を保有していることに対してかかる税金です。広さや年数、性能などの資産の評価によりますが、年間数十万円くらいになります。
これらは賃貸の時にはかからないものなので(火災保険はかかることもあるけど)、単純に住宅ローンの毎月額だけで考えていると、思わぬところで予算オーバーということもあるので注意しましょう。
ひょっとしたら光熱費が上がるかも
賃貸から新築に移った場合、ほとんどの方が家が広くなりますよね?
広い家というのは、部屋数も多くなるため、必然的に照明やエアコンの台数や能力が上がることになります。
その分消費する電力が大きくなるため、光熱費は上がる傾向にあります。
まとめ
以上、本日は家賃と住宅ローンの違いと、ローン以外にかかる費用についてご紹介しました。
家賃と月々の返済額だけで比較するのではなく、その他の固定費も視野に入れたうえで計画的な借り入れをすることが大切ですね!
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