- 2021.12.01
- 住宅豆知識
自分で壁に棚を取り付けるときはここに注意!!
家の壁に棚や吊り金具を自分でDIYしたい!!!
そんなときに注意しなくてはいけないことがあります。
それは、『壁が何でできているか??』ということ。
一般的な家の壁は【石膏ボード】というものでできており、実はこの石膏ボードにはネジなどがうまく留まってくれません。
無理にねじ込んでもすぐにボロっと取れてしまい、棚などが落ちてしまう可能性があり危険です。
今日は、棚を付けようとしている壁が石膏ボードかどうかを調べる方法と、石膏ボードに棚を付ける方法をご紹介します。
壁に棚を取り付ける場合の注意点
前述したとおり、石膏ボードにはうまくねじや釘が留まってくれません。
時計などの軽いものであれば落ちることはないかもしれませんが、棚や吊り金具など重いものを壁に取り付ける場合には注意が必要です。
ですが、壁には壁紙が張られているので、見た目では石膏ボードなのかどうかわかりません。
では、壁が石膏ボードかどうかはどのように調べればいいのでしょうか??
石膏ボードかどうかを調べる方法
壁が石膏ボードかどうかは、実は100均で手に入るもので簡単に調べることができるんです。
それは【画鋲】です。プッシュピンと呼ばれるツマミのついたものがおすすめです。
石膏ボードはその名の通り石膏でできているので、ボードに画鋲を指して抜いてみると、さきっぽに白い石膏の粉がついてきます。
白い粉がつかない場合は、べニアなどの合板が使われているため、ねじなどを打っても問題ありません。
では白い粉がついてきた場合、つまり石膏ボードだった場合はどうすればいいのでしょうか?
下地があるかを確認する方法
石膏ボードの場合はねじなどが止まらないですが、棚などを取り付ける方法はあります。
それは、『下地』がある場所を探して、そこに留めるという方法です。
壁の奥には柱などの木材が縦横に張り巡らされています。この木材がある場所を探して、その位置に取り付けてあげればしっかりと強度を保つことができるんです。
では、どのように下地を探せばいいのでしょうか?
じつはこれも、100均で手に入るグッズで簡単にみつけることができます。
それは【磁石】です。できれば写真のような強力なものがいいですよ。
下地材と石膏ボードは、釘を打って固定されています。そのため、この釘を見つければ下地がどこにあるかがわかるんです!
棚を付けたいなーと考えている場所付近の壁を、磁石を少しずらしながら探っていくと、ピタッとくっつくところがあります。
そこから水平に移動した場所でも何度かくっつくところがあれば横に下地が通っており、垂直に移動した場所でくっつくところがあれば、縦に下地が通っています。
もちろん釘にはねじは刺さりませんから、磁石がくっついた位置からほんのちょっとずらした位置に固定してあげれば、強度の強い棚を作ることができますよ♪
下地がない場所には取付できない??
下地を見つけたけど、場所が悪くて思い通りにならない…。でも、壁は石膏ボードだし棚の取り付けはできないのかな…??
なんて場合には、ホームセンターに行ってみましょう。
ホームセンターで売っている石膏ボード用アンカーという専用のものを使用すれば、強度の弱い石膏ボードにもねじ止めができるようになりますよ。
これを石膏ボードにねじ込んでからその上にねじを打てば、下地がなくてもがっちりと固定してくれます。
(※ただし、重さ何キロまで耐えられるかは商品によって異なるので注意して下さい)
100均よりはちょっと高いですが数百円で手に入るので、理想の位置に下地がなくて困っている方はぜひ試してみてくださいね。
専用工具もあります
石膏ボードの下地を探すための専用の工具もあります。
先端から針が飛び出す仕組みになっているのですが、これをぶすっと壁に指せば、刺さり具合で壁が石膏ボードかどうか、また下地があるかどうかを簡単に調べることができます。
お値段数千円~と結構しますが、画鋲と磁石を使う方法より早くて確実です。
ちょっと棚を付けるだけで買うのはもったいない気もしますが、これからいろいろなものをDIYしたいという方は、購入を検討してみてはいかがでしょうか♪
まとめ
本日は壁に棚などをDIYする際の注意点をご紹介しました。
壁が石膏ボードだった場合は、きちんと下地をチェックしてから取り付けるか、石膏ボード用のアンカーを取り付けてから設置するようにしましょう。
それでももし不安な場合は、工務店や大工さんに相談してから取り付けると安心ですよ♪
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