- 2021.11.16
- 住宅豆知識
1畳と1帖の違いとは?1畳って何㎡??
部屋の広さを表すとき、『畳(じょう)』という単位を使うことが多いです。
畳1枚の広さを1畳としており、畳6枚分の広さの部屋なら6畳という風に使うんですね。
また、『畳(じょう)』以外にも『帖(じょう)』という単位を見たことがありませんか??同じ読み方ですが、この違いはいったい何なのでしょうか?
1畳と1帖の違いとは?1帖って何㎡??
実は、『畳』と『帖』は読み方が同じなだけでなく、全く同じサイズを表す単位です。
なのになぜ、二つの漢字が使われるのでしょうか?
その理由は、現在の家はあまり畳が使われなくなってきたからです。
昔の家は畳が主流だったため、もともとは『畳』を使っていましたが、フローリングが主になってきたことで、畳の敷いてある部屋と区別するために『帖』という漢字が使われるようになってきたんです。
畳の部屋は『畳』、フローリングなどの部屋は『帖』といったように使い分けられているんですね。
(和室洋室問わず、『帖』を使う会社さんもあります。)
では、そもそも1畳(帖)とはどのくらいの広さなのでしょうか??
1畳(帖)の広さは地域によって違う?!
実は1畳(帖)の広さは地域によって違うのをご存じでしたか??
これは、地域によって家の建て方が違ったことに由来しており、住んでいる場所で畳(たたみ)の大きさが異なっているからなんです。
畳(たたみ)のサイズはいろいろあるのですが、主なものとしては
・京 間:955mm × 1,910mm
・中京間:910mm × 1,820mm
・江戸間:880mm × 1,760mm
・団地間:850mm × 1,700mm
が挙げられます。同じ畳なのにサイズが違うなんて面白いですね~。
私たちの住んでいる福井県は、中京間が一般的で、福井間とも呼ばれます。
全国的にも中京間を基本としています。
じゃあ、1畳(帖)は何㎡なの?
畳の大きさは地域によって違いますが、一般的には中京間を基本として㎡数を算出します。
中京間の畳1枚のサイズは『910㎜×1820㎜』ですから、1.65㎡(以下切り捨て)になります。
ちなみに広さは坪で表されることもありますが、1坪は約3.31㎡、つまり約2畳分となります。
これを基準に広さを考えてあげればOKです。
㎡よりも畳(帖)のほうが広さがわかりやすい?
ではみなさん、『このリビングは29.7㎡です!』と言われるのと、『このリビングは18帖です!』と言われるのでは、どちらがわかりやすいでしょうか?
どちらも同じ広さですが、おそらく18帖と言われたほうがわかりやすいのではないでしょうか?
畳1枚の大きさってなんとなく想像がつきますし、過ごしていた部屋が〇畳(帖)だったから…と言った理由などからイメージがしやすいのではないかと思います。
㎡数のほうが正確な数字であり、畳数はあくまで目安になりますが、お客様にわかりやすいように図面などには畳(帖)で表記するんですね。
まとめ
以上、本日は『畳』と『帖』の違いをご紹介しました。
同じ広さを表す単位なのに、漢字がちがったり、はたまた地域によって広さが違ったりするのは驚きですね!
頭の片隅に置いておくと、図面を見たときに広さをイメージしやすいですよ♪
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