Ishimaru's ブログ

2021.09.30
家に関するお金の話

無理のない住宅ローンの目安とは?

注文住宅を建てる際に借りる【住宅ローン】

ローンで借りれる金額は、年収や勤続年数、現在の借り入れ額などで決まるため、人それぞれです。

そして、最大どれだけ借りれるかも大事ですが、借りても負担なく返せるか?がとても重要になります


無理のない住宅ローンの目安とは?


住宅ローンの『借りられる最大額』と、『無理なく返せる額』は大きく異なる場合があります。

多くの場合が30年程度の長期の返済期間になるので、必要な貯蓄をしながら無理なく返済が可能な範囲内で住宅ローンを組むことが重要です。

では、無理のない借入額とは、どの程度の金額なのでしょうか?その簡単な計算方法をご紹介します。

あくまで目安ですが、借入の参考にしてみてください!


居住費に充てられる最大費を計算


まず、現在の住居費が年間でいくらかかっているかを算出します。

現在、毎年1年間で貯蓄している額の中から、住居費に回せる金額を算出します。

このふたつを足した金額が、住宅購入後の住居費に充てられる最大の金額になります。

【計算式】

現在の年間居住費+年間貯蓄額から居住費に回せる額=住宅購入後の年間最大居住費(①)

ここに金額をあてはめてみてください。

算出された①の金額が100万円の場合、最大居住費は年間100万円となります。

現在の居住費には、現在の家賃や共益費、駐車場代、管理費などの総額を含めて計算し、貯蓄から回せる金額は、新居購入のために貯めている金額などが当てはまります。

ただし、住宅購入後もきちんと貯蓄ができる家計にするために、年間貯蓄額から住居費に回せる金額は少なめに見積もっておくのがおススメです。


住宅ローンの返済に充てられる額を計算


算出した③の金額から、予想される固定資産税等の保有に係る税金を差し引きます。

ここで算出した数値が、住宅ローンの返済に充てられる金額ということになります。

【計算式】

住宅購入後の最大居住費-住宅保有に係る税金=住宅ローンに充てられる金額(②)

例として、年間100万円の最大居住費がある方が、固定資産税10万円の家を建てたのであれば、その方が住宅ローンに充てられる金額は年間90万円ということになります。

町内会費などがかかる地域の場合は、その費用も保有に係る金額に含めておいた方がなお安心です。


理想の返済期間を算出


最も安心できる返済期間はきちんと収入が見込める定年までです。

例えば、ローン借入時の年齢が30歳で、定年が65歳の場合、35年ローンが理想です。

【計算式】

定年年齢-ローン借入時の年齢=理想の返済期間(③)

この期間内であれば、安心してローンを返せると考えていいと思われます。

やむなく定年後の年齢までローンを組まなくてはいけない場合には、定年後の返済も視野に入れた資金計画を立てておくことが重要です。


無理のない借入額は?


最後に、下の表を使って計算を行います。

借り入れ予定の金融機関の金利と③の理想の返済期間を照らし合わせ、そこに②をかけます。それを100万円で割った数字が、無理なく返済できる借入額の目安となります

【計算式】

表の数値×÷100万円=無理のない借入額(④)

例えば、②が、90万円の人が金利2%で35年ローンを組む場合、

2, 515万円×90万円÷100万円=2, 263.5万円が、無理なく返済できる金額になります。


まとめ


以上、今回は無理なく住宅ローンを返すための目安をご紹介しました。

あくまでも金利が固定で、家庭の収入が一定の場合の計算なので、必ずしも当てはまるものではないかもしれませんが、ある程度の参考にはなると思います。

住宅ローンは借りることが出来る額よりも、安心して返せるかどうかが重要になってきます。

理想の家、そして理想の暮らしを叶えるために、住宅ローンの借り入れは慎重に検討することが大事です。

この計算式を使って、目安を算出してみてくださいね!

 

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