- 2021.09.22
- 住宅豆知識
1尺(しゃく)は何センチ?
私たちが普段使う長さの単位はメートル、センチメートル、ミリが一般的ですが、建築業界では【尺(しゃく)】という単位がよく使われます。
尺とは、日本で昔から使われていた長さの単位で、建築業界では今なお現役で使われているんです。
ですが、施工現場や打合せの場で、【尺】という単位が飛び交っていると、どれくらいの長さなのかイメージができないですよね?
例えば『ここは3尺で…』なんて言われても、尺が何センチなのかわからないとなんのことだかさっぱりです。
今回はそんな建築業界で使われる長さの単位についてご紹介します。
住宅業界で使われる長さの単位
尺は何センチ?
1尺は30.3㎝です。
小数点以下を切り捨てて、およそ30㎝だとイメージしてもらえばOKです。
昔から家は尺貫法という寸法取りで建てられてきたので、現代でも尺を使うことがあるんです。
また、伝統工芸などの分野でも尺を使うことがあります。
花火大会などで2尺玉、3尺玉という言葉を聞いたことがありませんか?これは、2尺玉=60.6㎝、3尺玉は90.9㎝…という風に換算されます。こうやって見るとかなりおっきいことがわかります。
このように、尺を㎝に頭の中で変換できると、長さや大きさのイメージが沸きやすいですよー♪
もう一つ、日本の伝統楽器で『尺八』というものがあります。この『尺八』も、同じ尺から来ていて、楽器の長さが『1尺8寸』だったことが由来とされています。
1尺は30.3㎝という事はわかりました。では、【寸(すん)】とは何センチなんでしょうか?
寸は何センチ?
寸は、3.03㎝を指します。
尺の10分の1の長さを表します。約3センチと覚えておけばOKです。
そして【寸】で有名なのが『一寸法師』です。有名な小さなお侍さんの出てくる昔話ですが、一寸法師は3㎝と、とっても小さな体の持ち主だったんですねー!
そしてもう一つ、【間(けん)】という単位も覚えておくと便利です。
1間は、181.8㎝です。
急に変な数字が出てきたように見えますが、尺と寸、そして間の長さを並べてみると
1寸 = 3.03㎝
1尺 = 30.3㎝
1間 = 181.8㎝
つまり、
「1間 = 6尺 = 60寸」
というように、きちんと関連性があるという事がわかりますね。
まとめ
以上、建築業界で使われる長さの単位をご紹介しました。
住宅業界では普通に尺が使われますが、一般ではなかなか使わないためイメージがしづらいです。学校の授業でもメートル法が中心ですもんね。
覚えておかないと家が建てられないほど重要ではないですが、尺、寸、間のみっつを抑えておけば、大工さんや住宅会社の方との話もスムーズに進みますよ。
豆知識として頭にいれておいてはいかがでしょうか?
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