- 2021.09.07
- 住宅豆知識
巾木って何?実は大切な役割があるんです。
みなさん、【巾木】ってご存じですか?
『はばき』と読むのですが、なんだかよくわからないという方も多いと思います。
今日はそんな巾木のお話です。
巾木って何??
打合せ中にお客様から「巾木って何ですか?」と聞かれることがあります。
家の中にあるものなんですが、普段生活している中で使う言葉ではないので、聞いたことがない方も多いと思います。
こんな感じの板です。なんとなく見たことあるけど、どこに使われてるっけ?となる方も多いでしょう。
巾木とは、壁と床の境目に貼られている薄い板のことを言います。
あまり意識して見る場所ではないですが、よく見てみると、壁の下部に巾木が付いていることがわかると思います。
写真の巾木は茶色ですが、色はいろいろあり、好みのものから選べます。
ですが、この巾木はなぜこんなところについているんでしょうか?
1つはデザイン性を高めるためでもあるのですが、巾木にはきちんとした役割があるんです。
巾木の役割
巾木の役割は、大きく分けて2つあります。
1つは、壁を保護すること。
壁と床が重なる部分というのは、じつはかなりダメージを受ける部分。
掃除機がガツガツ当たったり、子供が足をぶつけたり、荷物や棚などをぶつけてしまったり…。そういったダメージから壁を守るために、巾木が付いているんです。
巾木がないと壁の破損に繋がったり、壁紙が破れてぼろぼろに剥がれてしまったりします。
そうならないように巾木が取り付けられているんですね。
もう1つは、壁と床の間に隙間ができるのを防ぐため。
壁と床の間には、すこーしだけ隙間を空けて施工しています。これは、地震などの揺れが生じたときに少しでも力を逃がすためと、施工性をアップするため。
また、家に使っている木材は乾燥や湿度により伸びたり縮んだりするので、それにより膨張や隙間が生じることがあります。
巾木は揺れや乾燥などによりこの隙間が開いてしまったりした場合に、隙間が目立ったり、ホコリなどの汚れが入ってしまうのを防いでいるんです。
一見なんの機能もなさそうな巾木ですが、実はこのような役割を持っているんですね。
まとめ
以上、巾木の特徴について見てみました。巾木には壁や壁紙、また、家を守る役割があるんですね!
最近では巾木をなくしてすっきり見せたい!という要望をお聞きすることもありますが、上記の理由から基本的にはお勧めしていません。
すっきり見せたい場合は、細い巾木を使ったり、巾木の色を壁に合わせるなどの手法をオススメしています。
地味だけど実は家をしっかりと守っている【巾木】
扉や壁紙などと比べるとどうしても見落としがちな部分ですが、部屋のアクセントにもなるので、巾木にもこだわってみてはいかがでしょうか★
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