- 2021.03.03
- 住宅豆知識
コンセント1ヶ所での使用電力に注意
昨日のニュースで、新型コロナウイルス用ワクチン保管冷凍庫が故障し、1000回分のワクチンがダメになってしまったというのを見ました。
その原因は実は『故障ではなくてコンセントの電力不足が原因』とのことで、保管用冷凍庫を接続したコンセントに別の薬品保管用の冷蔵庫も接続されていたことにより、電力が足りなくて停止してしまった可能性があるそうです( ゚Д゚)
大切なワクチンがだめになってしまったのは非常に残念です。。
詳しい情報がないので正確なことは言えませんが、これは、コンセント1ヶ所で使える電力が関係していると考えられます。
そしてこれと同じような現象で、家庭でもトラブルが発生する可能性があります。
1ヶ所のコンセントで使える電力には限りがある
というのも、一か所のコンセントで使える電力には限りがあるからです。
基本的にはコンセント1ヶ所で15A/1500wまでと決まっています。そして注意しなくてはいけないのが、1ヶ所のコンセントの差込口が1個でも2鯉でも3個でも、変わらず1500wだという点。
ですので、消費電力が大きな電化製品を一つのコンセントで一気に使用した場合には大きな負荷がかかることになります。
今回のワクチン保管用冷凍庫の件も、一か所のコンセントで消費電力の高い製品を二つ使用していたことにより発生したものと考えられます。
(病院のコンセントのワット数上限がわからないので、あくまで推測ですが…)
ブレーカーが落ちることがある
おうちでいうと、電子レンジとドライヤーを一か所のコンセントで同時に使ったりすると、規定値の1500wを超えてしまい、ブレーカーが落ちる可能性があるということ。
このように電力の大きいもの同士は、同じコンセントで使わないようにした方がいいです。
タコ足配線にも注意しよう
このように、1ヶ所のコンセントでたくさんの電力を使うと負荷がかかることがわかりましたが、もう一つ気を付けなくてはいけないのが『タコ足配線』です。
一つのコンセントに延長コードやタップを付けて大量の機器を使うと、それが原因で規定値を超える可能性もあるので注意が必要です。
また、タコ足配線は負荷のかかりすぎによる発火や、ホコリが溜まることによる発火など、火災の原因にもなります。
火事につながることもあるので、定格ギリギリまで使うことは避けて、余裕を持った使い方をしましょう。
※補足※
厳密にいうと、1ヶ所で使える電力の上限値は、1500wより少なくなる場合があります。これは、一つのブレーカーからいくつかのコンセントにつながれている場合があるから。
例えば電子レンジと電気ポットとドライヤーを使うと、コンセントは違う場所なのに同時にブレーカーが落ちる場合がありますよね。これは元をたどれば同じブレーカーから出ているからです。
以上、本日はコンセントの使い方に関するブログでした。
これらの不安や不具合を解消するためにも、家を建てる際のコンセントの位置は、『何を』『どこで』『どれくらい』使うかをしっかりとイメージしながら考えるといいですよ!
詳しくは先日のブログ【コンセントの位置、あいまいに決めていませんか?】を参考にしてみてください(*’ω’*)
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